◆体験型雇用
友人Aが意識を回復して、晴れ男は、いつもより前向きに仕事に出ていた。そして、家に帰ると、アイデアノートを開く。友人Aの為にも、自分の為にも、アイデアを書き続けることを決めたのだ。その日、晴れ男は気になっていたことがあった。会社で人事部の人がこう言っていた。
「最近は、どの企業も人材不足なんだが、求職者は何百万人っているんだよな。大卒でもなかなか就職が決まらないらしいよ。」
いつものようにノートに書く。
〇企業
自分の会社に合う人材がいない 能力? 人間性?
中小、零細企業に応募してくる人材が少ない
大手でも新人教育のもどかしさに悩んでいる ゆとり世代?
そもそも教育が出来ない
〇求職者
大手を希望する
進路を親が決める
やりたいこと、やれることが決められな
い
何十社、何百社?受けるが内定をもらえない
我慢が出来ない これもゆとり?
〇備考(分析)
どうやら、企業の募集と求職者(特に新人)の需要と供給がマッチしない気がする
実際の仕事、社風を理解して入社(求職者)
実際の人間性、能力を理解して雇用(企業)
試用期間の機能が機能していない??
企業は大手、中小関係なく教育で新人を育てられる?
→ 会社の教育能力はあるのか
→ 人材の意欲、意識?そもそも感覚が違うのか
〇アクション
体験型雇用
試験、面接ではお互い分からいまま
一緒に働いて初めてお互いが理解できる
試用期間中の解雇は実際難しい
体験させる → お互いを知る → 継続 OR 他企業へ
〇ビジネスモデル
派遣会社を作る(以下、新人会社)
就職浪人、失業者を登録
企業に派遣(企業の希望にそって)
契約内容 ⇒ 即戦力としてでなく、教育希望という形で半年契約
賃金は安く設定
最大1年?で就職か契約解除か決定する
ことを前提
体験
企業 : 人材を見極める
社員 : 教育を受けることができる
半年後、1年後
継続か終了の判断
就職 or 契約解除
〇評価
・企業が教育してお金を払ってまで、契約を行うか
・派遣会社という印象から、体験型の試用期間というイメージが出来上がらない
・雇用の法律も調べておく必要がある
・新人会社の収入源はどこからか
・ビジネスライクに人材の雇用ができる
・求職者は教育を受けることができ、経歴に残る
晴れ男は、アイデアノートに新しく「評価」という項目を追加した。これは、自分を戒めるためだ。でもまだ、しっくりとこないアイデアにやきもきしていた。