【アイデアノート】第二十四話 自分史

◆自分史

晴れ男は、休日なのにどこにも出かけずに家に籠っていた。アイデアノートにしきりになにか書いている。その表題には、先日書いた言葉「自分史」が書かれていた。

 =自分史=
 自分史の構想
 取材をしてその人自身の過去を未来に残す
 その人が振り返った過去を文章化して、未来に残す
 それをオープンにしても良い
 逆にクローズして親族にだけ残すのも良い
 狙いは、生きてきた証を文章化して後生に残す事

晴れ男は冷静だった。評価をしようとも思わなかった。アイデアを考えることに夢中になっていた自分が、そうではなくて、これがやりたいという気持ちになっていた。そう、晴れ男は決心していた。実現するにはどうしたらよいか、それに集中していた。それは、友人Aが退院する前日の事だった。

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