【ハゲストーリー】 第五話 伝説の坊主

ここでちょっと、話を変えよう。

伝説の坊主ってご存知だろうか。
そう、あの荒修行を行い、釈迦の断食にも、だるまの偉業もこなしたという坊主の話だ。

結局、世(マスコミや世間)にでることなく、坊主の世界で伝説と呼ばれている坊主のことだ。

その坊さんは、説法を解くわけでもなく、住職にも鳴るわけでもなく、いつしか消えてしまった。
そう、噂では、荒修行を自分のために行い、それが終わると悟ったように坊さんの職を降りたという。

過酷な修行だったため、頭はつるつるで、毛が生えてこない。
そして、若いのに眉毛も白髪だったらしい。

数年間のできごとだったので、詳しく知るものはいない。
だから伝説になったのかもしれない。このご時世、そこまでする坊さんはいなかった。

なぜなら、死んでしまうから。
昔と比べて、豊かになったというところだろうか。

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時は経て、あるお笑い番組「珍百景」に、ある人物が登場していた。

頭がスキンヘッドで、眉毛が白髪の男・・・そうハゲ男だ。

インタビューにハゲ男が応じる。

「30歳でその風貌なんですか?」

「そうですね、ちょっと寄り道したものですから。」

そう、ハゲ男は、あの高校生の卒業旅行から坊さんになり、自ら荒修行に挑み伝説となり、今はひっそりと暮らしていた。

しかし、彼はある事業を試みていた。

それこそ、ハゲカンパニーの原型になるものだった。

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